西国三十三観音霊場巡り
始まりは和歌山県
 第一番札所      那智山  青岸渡寺(せいがんとじ)    
和歌山県の勝浦
            如意輪観世音菩薩・・・御真言「おん ばだら はんどめい うん」          
       
御詠歌    補陀洛や岸うつ波は三熊野の  那智のお山に響く滝津瀬
    那智の滝の横のお寺  大滝を仰ぐところから西国巡礼が始まる
                   12          
honndou      123         
     ここで一首
         「四百四十一段を 登り詰めれば 青岸渡寺 一番札所は 那智滝仰ぐ」  

第二番札所    紀三井山   紀三井寺      
和歌山市 
           十一面観世音菩薩・・・御真言「おん まかきゃろにきゃ そわか」
        
御詠歌    ふるさとをはるばるここに紀三井寺 花の都も近くなるらん

       
123  123   12   


第三番札所   
風猛山  粉河寺     紀の川市  
           千手千眼観世音菩薩・・御真言「おん ばざら たらま きりく」
     
御詠歌    父母の恵みも深き粉河寺 仏の誓ひたのもしの身や                  
          一首  「紀の川の 流れに沿う 大本堂 石庭望む 紀州富士」   
 
123   123 1234  12                        
  和歌山・串本〜大阪に向う
第四番札所    槇尾山  施福寺    
和泉市 
           十一面千手千眼観世音菩薩・・・御真言「おん ばざら だらま きりく そわか」
    
御詠歌    深山路や檜原松原わけゆけば 巻の尾寺に駒ぞ勇める
    ちょっとした山登りの深〜い山の中  道ばたの小さなお地蔵さんが励ましてくれる 弘法大師さんの剃髪の地だそう
                                                         フーフーやっとついた 
      12
    1  1                                             
第五番札所  紫雲山  藤井寺   
藤井寺市
          十一面千手千眼観世音菩薩・・・御真言「おん ばざら だるま きりく 」    
    
御詠歌    参るより頼みをかくる藤井寺 花のうてなに紫の雲                                       藤の名所・烏枢沙摩(うすさま)明王・・トイレの神様が祀ってあるのでトイレをしてきたよ
          1     2     1
                                                    
これからは奈良県のお寺だよ

第六番札所    
壺阪山  南法華寺(壺阪寺)    奈良県高市郡
         十一面千手千眼観世音菩薩・・・御真言「おん ばざら だらま きりく 」
    御詠歌
    岩をたて水をたたえて壺坂の 庭の砂(いさご)も浄土なるらん

              12                     12              
  沢市・お里という男女の切ないお話がのっこている。
  眼病の仏様というのでド近眼のITOちゃんは500円でお祈りしてもらった。お土産に{め}とかかれたおせんべいがあったよ
     
ここでちょっと一休み
 巡礼・お遍路のツアーでは先達という人がついてくれて、参拝の作法や観音様の前で先頭に立ってお経を唱えてくれる。
 作法は、@門を入るときは門前で合掌 A手水場で手を洗い、口をすすぐ B線香・灯明をあげる  C納め札を納める      D賽銭をあげる E鰐口をならす F読経する G納経帳に朱印をしてもらう H一礼して山門を出る

 
第七番札所    東光山  岡寺    奈良県高市郡明日香村 
       二臂如意輪観世音菩薩・・・御真言「おん はんどめい しんだまに じんばら うん」
    御詠歌
    けさ見ればつゆ岡寺の庭の苔 さながら瑠璃の光なりけり

          この年はご開帳で御本尊さまを拝めた。(普通はお前立ちというレプリカのようなものを拝んでいる)
                    12      123       12
                                                                                            竜を封じ込めた池があり、竜蓋(りゅうがい)寺とも言う。
 
                           一首詠む 「明日香山の 厄除け鐘を うち拝む 白き塑造の 如意輪観音」


第八番札所    豊山  長谷寺       奈良県桜井市
         十一面観世音菩薩・・・御真言「おん まかきゃろにきゃ そわか」
     御詠歌
    いくたびも参る心は初瀬寺 山も誓いも深き谷川

            ボタンの時期が最高。
  12  長谷観音といわれる大きな観音様。御足に触れて「ご縁」を
                       一首  「 回廊の 三百九十六段 のぼりなば ぼたんは散りし 長谷寺の夏 」

第九番札所   興福寺  南円堂     奈良県奈良市
        十不空羂索観世音菩薩・・・御真言「おん はんどま だあぼきゃ じゃやでい そろそろ そわか」
    御詠歌    春の日は南円堂にかがやきて 三笠の山にはるるうす雲
             12                       11     
  
  これより京都に入る
第十番札所   明星山  三室戸寺   京都府宇治市
        千手観世音菩薩・・・御真言「おん ばざら たらま きりく 」
         御詠歌    夜もすがら月を三室戸わけゆけば 宇治の川瀬にたつは白波
                               12           12    蓮で有名、蓮鉢が並んでる
第十一番札所    深雪山  准胝(じゅんてい)    京都市伏見区
          准てい観音菩薩・・・御真言「おん しゃれい それい そんでい そわか 」
     御詠歌    逆縁ももらさで救う願なれば 准胝堂はたのもしきかな
   12           12    12       12         

  醍醐寺の観音堂、醍醐寺からさらに奥だが、この夏雷が落ちて観音堂消失 下でお参りをした。
 春、桜の頃にもう一度行ってきた。桜がきれいだった。秀吉の醍醐の花見で有名

 京都での巡礼は まだあるけど 一旦 滋賀県に入る

第十二番札所   岩間山  正法寺    滋賀県大津市
       千手観世音菩薩・・・御真言「おん ばざら たらま きりく 
    御詠歌    水上はいづくなるらん岩間寺 岸うつ波は松風の音
                    123       11        12
                                                   芭蕉の句碑「古池や 蛙・・・
第十三番札所   石光山  石山寺      滋賀県大津市
          如意輪観世音菩薩・・・御真言「おん ばだら はんどめい うん」
    御詠歌    後の世を願うこころはかろくとも ほとけの誓い重き石山
   
 紫式部が参籠して「源氏物語」を書いたという。本堂に「源氏の間」があって、紫式部の執筆の様子を再現している

       一首 「山門の 赤きツツジが 眼を焦がす 式部がおわす 大岩の寺」



第十四番札所    長等山  三井寺     滋賀県大津市
          如意輪観世音菩薩・・・御真言「おん ばだら はんどめい うん」
     御詠歌    いで入るや波間の月を三井寺の 鐘の響きにあくる湖

               11 上り詰めると本堂前に。  琵琶湖が望める。   
  
  京都へもどって
第十五番札所   新那智山  観音寺(今熊野観音)  京都市東山区 
          十一面観世音菩薩・・・御真言「おん まかきゃろにきゃ そわか」
      御詠歌    昔より立つともしらぬ今熊野 仏の誓いあらたなりけり

         後白河法皇の頭痛を治した観音様だそうで、頭の悩みに霊験があるとか・・・ボケないように枕カバーを買う
         
第十六番札所    音羽山  清水寺     京都市東山区
          十一面千手千眼観世音菩薩・・・御真言「おん ばざら だらま きりく 」
              御詠歌    松風や音羽の滝の清水を 結ぶこころは涼しかるらん
         なんてたって清水寺、観光地なので人にもまれながら清水の舞台から飛び降りるような気持ちでご開帳の
        観音様を拝みました。

ここでちょっと一休み
 西国巡礼の仕掛け人は道徳(とくどう)上人
   
奈良時代、大和長谷寺に
道 徳上人という偉い坊さんがいた。この坊さん急な病気で亡くなり、冥土の入り口で閻    魔大王に会った「お前は地獄にくるのはまだ早い。娑婆にもどって人 々を地獄に来させないように三十三所の観   音霊場を広めなさい」と道徳上人は閻魔大王から宝印を授かった (NHK趣味悠々・はじめての西国三十三 所巡り  より)
   
三十三所の朱を集めた朱印帳を見せると地獄から帰らされるそうだ。

  
       

第十七番札所    補陀洛山  六波羅蜜寺     京都市東山区
          十一面観世音菩薩・・・御真言「おん まかきゃろにきゃ そわか」
      御詠歌    おもくとも五つの罪はよもあらじ 六波羅堂へ参る身なれば
     
       一首 「町中の 六波羅蜜寺 賑わいて 黄法衣の僧 空也を守る」
             空也さんというのはご存じ 念仏踊りをして教えを広めた人で、その像がある

第十八番札所    紫雲山  頂法寺(六角堂)    京都市中京区
          如意輪観世音菩薩・・・御真言「おん ばだら はんどめい うん」
       御詠歌    わが思うこころのうちは六の角 ただ円かれと祈るなりけり  
      
     池坊華道のお寺、不動明王、お地蔵さん、しだれ桜がきれいだった
       一首 「満開の 枝垂れ桜の  六角堂 赤い前掛けの お地蔵さんたち」

第十九番札所   霊塵(れいゆう)山  行願寺(革堂)  京都市中京区
           十一面千手観世音菩薩・・・御真言「おん ばざら だるま きりく そわか
       御詠歌    花を見て今は望みも革堂の 庭の千草も盛りなるらん
     
     一首 「本堂に 座して拝めし 観音様 御詠歌唱う  行願寺革堂」

    ご朱印        
 12      12       12                12                        清水寺         六波羅蜜寺           頂法寺             行願寺

第二十番札所    西山  善峯寺     京都市西京区
          十一面千手千眼観世音菩薩・・・御真言「おん ばざら だるま きりく 」    
      御詠歌   花野をもすぎ山路にむかう雨の空 善峯よりも晴る夕立

 松方弘樹氏の家の前を通り桂昌院(五代将軍綱吉の母)が再建したという寺社。123                                         遊龍の松など見応えがある。急な坂を上り京が一望できる

第二十一番札所   菩提山  穴太寺(あなおじ)   京都府亀岡市
           聖観世音菩薩・・・・・・御真言「おん あろりきゃ そわか」
      御詠歌    花かかる世に生まれあう身のあな憂やと 思わでたのめ十声一声(とこえひとこえ)
       亀岡は、保津川下りできたところでした。             11
       大きな涅槃像をなでて、名園をながめて一息つきました。   



大阪にもどって
第二十二番札所    補陀洛山  総持寺   大阪府茨城市
          千手千眼観世音菩薩・・御真言「おん ばざら たらま きりく」
      御詠歌    おしなべて老いも若きも総持寺の ほとけの誓い頼まぬはなし
         子育て観音・火除け観音としてしんこうされている

第二十三番札所
    応頂山  勝尾寺
     大阪府箕面市 
          十一面千手観世音菩薩・・・御真言「おん ばざら たらま きりく 」
     御詠歌    おもくとも罪はのりの勝尾寺 ほとけを頼む身こそやすけれ
       12               12
    というのでだるまがいっぱい奉納されて、至る所に大小のだるまがあった



ここでちょっと一休み
 西国巡礼を世に広めた花山法皇
   
花山法皇は968年冷泉天皇の第一皇子として生まれた。、17歳で第65代天皇に即位したが、藤原氏権力   争いから、2年で、退位。元慶寺で剃髪し出家、花山法皇となる。那智の滝で千日修行をしたとき、熊野権現が   現れ33カ所の宝印のお告げを受けた。中山寺で宝印を掘り出し、西国巡礼再興の旅を始めた。熊野から、紀   伊、和泉、河内、丹波、山城、攝津、播磨、近江、そして美濃の谷汲山で旅を終えた。
  花山法皇が行く先々で歌を詠んだのが、御詠歌の始まり。また、その、和歌を木札に書いて奉納したのが納札   の始まりだそうだ。
(NHK趣味悠々・はじめての西国三十三 所巡りを参考)


  



これから兵庫県に
第二十四番札所   紫雲  中山寺   兵庫県宝塚市
         十一面観世音菩薩・・・御真言「おん まかきゃろにきゃ そわか」
     御詠歌    野をもすぎ里をもゆきて中山の 寺へ参るは後の世のため

    山道      本堂へ   
                                                    子宝・安産祈願の観音さんで、お礼参りの若人で賑わってた


第二十五番札所   御嶽  播州清水寺   兵庫県宝塚市 
         十一面千手観世音菩薩・・・御真言「おん ばざら たらま きりく 」
     御詠歌    あはれみや普(あまね)き門(かど)の品々に なにをかなみのここに清水
              山門        本堂へ
                               552mの御嶽山の山頂に立っている
第二十六番札所
    法華  一乗寺    
兵庫県加西市
         聖観世音菩薩・・・・・・御真言「おん あろりきゃ そわか」
    御詠歌    春は花夏は橘秋は菊  いつも妙なる法の華山

             山門       塔
                                       国宝の三重の塔

第二十七番札所    書写  圓教寺    兵庫県姫路市
        如意輪観世音菩薩・・・御真言「おん ばだら はんどめい うん」
    御詠歌    はるばるとのばれば書写の山おろし 松のひびきも御法(みのり)なるらん
      リフト         本堂  
   書写山(371m)の山上にあり、ロープウエーで上まで、清水寺と同じ舞台作りの大きなお寺
   西の比叡山として学僧を多く迎い入れてきた。「弁慶の学問所」とよばれる拝殿もある

兵庫県から京都日本海側へ

第二十八番札所   成相  成相   京都府宮津市
        聖観世音菩薩・・・・・・御真言「おん あろりきゃ そわか」
    御詠歌    波の音松のひびきも成相の 風ふきわたす天の橋立
      景色       つかずの鐘       地蔵         
   名所天の橋立リフトでからさらに上に   つかずの鐘          一言一願地蔵・・健康祈願
                                          
第二十九番札所
   青葉  松尾寺
   京都府舞鶴市
         馬頭観世音菩薩・・・・・・御真言「おん あみり とどはんば うん はった そわか」
     御詠歌    そのかみはいくよへぬら便りをば 千歳もここに松の尾の寺
   山門      本堂
   松尾寺は福井県若狭・北陸観音第一番札所 青葉山 山中寺があり、この中山寺の観音様も馬頭観音が祀られている

ここでちょっと一休み
       御真言・・・それぞれの観音様のなんだろう? 耳かじりで浄土真宗だったら南無阿弥陀仏・日蓮宗だったら                            南無法蓮 華経(御題目)、真言宗は南無大師遍昭金剛(御宝号)と唱えるようなものかな?
            ちなみに、地蔵菩薩や薬師如来その他、仏様それ ぞれに唱える 御真言があるそうな違ってたらご            めん分かる人教えて^^^^

ぐるーと滋賀県にもどって琵琶湖を渡って

第三十番札所    生島  宝厳寺    滋賀県長浜市 
         千手千眼観世音菩薩・・御真言「おん ばざら たらま きりく」
    御詠歌    月も日も波間に浮かぶ竹生島 船に宝を積むここちして

  12  宮  船から
  琵琶湖を渡って竹生島へ・・・・大弁財天像も有名   都久夫須麻(つくぶすま)神社と隣り合ってる

第三十一番札所
   い綺耶  長命寺
   滋賀県近江八幡市
          十一面千手観世音菩薩・・・御真言「おん ばざら だるま きりく そわか 」 
     御詠歌    八千年(やちとせ)や柳に長き命寺(いのちでら) 運ぶ歩みのかざしなるらん
    塔        本堂

第三十二番札所
    きぬがさ  観音正寺
   滋賀県蒲生市 
          千手千眼観世音菩薩・・御真言「おん ばざら たらま きりく」
  御詠歌    あなとうとうと導きたまえ観音寺 遠き国よりはこぶ歩みを

  山門   入り口   本堂
ツアーバスでは、道が細いのでタクシーで・・長い山道を歩く・・山道にはことわざを書いた立て札が立てられている。
読みながら歩く
山門はなく仁王像の間を通って本堂に  白檀の大きな観音様と縁を結ぶ黄色のひもを手に結ぶ


最後は岐阜県まで


第三十三番札所   谷汲  華厳寺     岐阜県揖斐郡 
          十一面観世音菩薩・・・御真言「おん まかきゃろにきゃ そわか」
   御詠歌    万世(よろづよ)の願いをここに納めおく 水はを見て
           世をてらすほとけのしるしありければ まだ灯火はきえぬなりけり
           今までは親と頼みしおいづるを ぬぎて納むる美濃の谷汲

  本堂   本堂  
                                                   階段の右側に精進落としの鯉の彫り物がある。触って精進落としをした。
         おいずる堂(花山法皇がおいずるを奉納した所)や満願したことを祈る満願堂がある。
           
                    やったー無事満願できたよ〜〜〜〜

でもでもまだある
  西国番外札所

  法起院 (奈良県桜井市)
   西国開基・道徳上人の御廟所  
        
足跡    長谷寺の山門にあるこじんまりとしたお寺
華頂山 元慶寺 (京都市山科区)         東光山 花山院 (兵庫県三田市)
  花山法皇が出家した所               花山院の菩提寺・隠遁の地
        本堂             山門
  
四天王寺 
(大阪市四天王寺区)            高野山 奥の院 
  聖徳太子が創立した日本仏法最初の大寺    御大師様が眠っておられる
  大師                      大師
                                 お土産の南無大師遍照金剛と書いた御大師様が玄関の
                                 鴨居に貼ってある
満願のお礼参りに長野県・善光寺に
 元善光寺 (飯田市)         北向観音 善光寺の観音さんと向かい合っている  
 本堂             本堂
   善光寺参りには、この2つのお寺にお参りしないと片参りとなるそう
   北向観音は別所温泉の中にあり、真田幸村の隠し湯などあり、しばしのひとときゆったり

              善光寺
            
            本堂
     最終ゴール・・善光寺で西国33カ所霊場巡りの満願のお礼参りをした

    これで、介護の母の病状と戦いながらの、観音様にお願いしながらの巡礼・旅は終わった。
    母は、32番札所観音正寺まで廻った5日後に西方浄土に召されて逝った。母は、観音正寺での観音様との
    縁結びを一緒にしたと確信している。
    善光寺のお礼参りの日は母の一月後の命日の日でした。


   スタンプラリーの御朱印帳も完成。
   そのほか、御影帳というのもできた。 また、観音様の周りに33カ所の札所プラス番外札所の38カ所の朱印を押した
   お軸もできた。

 12  表紙中  12
    御朱印帳            御影帳                        お軸


 お姑さんは、お軸ができあがってきて3ヶ月後に浄土に逝った。お軸は49日間床の間に飾り見守ってくれた

 この巡礼を通してたくさんの巡礼仲間ができた。
 そして、各地にいろんな霊場があること、坂東・秩父観音霊場で100観音巡礼ということを知り、100観音を目指すことに
  
   さーあ〜〜〜〜次は、坂東33観音霊場巡礼
  
            
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